【第114回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
木造住宅の構造は?
(震災の度に変わる法律)

ハウジングナビゲーター(住宅建築コーディネーター)
亀岡 章
プロフィール 

住まいを造る時、日本人の大半の方が『木の家』に住みたいと思っています。でも、本当に木の家の構造のことを知っている人は少ないようです。

我が国では年間約50万戸の木造住宅が建築されていますが、その内で約8割が木造軸組み構造(在来工法)で建てられています。特に「在来」という言葉の響きを「日本の伝統工法」・「匠の技」とはき違えて伝わっているようですが、数百年にわたって保存されている伝統工法とは全く違うものです。

日本の建物は、全て1950年に制定された「建築基準法」によって構造のルールが決められています。その中で在来工法は、「木造軸組み構造」として定められています。特に、木造2階建ての住宅(小規模な建築物 法20条4号)は構造計算が不要なのです。施行令46条の「壁量規定」と構造計算は違いますので注意してください。

また、2000年告示第1460号で金物や継手の規準・2000年告示第1352号で存在壁量のチェックや2階の床強度が重要になりました(偏心率)。つまり、1981年(昭和56年)6月以前に申請して建てられた木造住宅は、現在の法律では違法建築になっている可能性が高いのです。

【構造計算とは】
建築構造物・土木構造物などが、固定荷重・積載荷重・積雪荷重・風荷重・地震荷重などに対して、構造物がどのように変形し、構造物にどのような対応力が発生するのかを計算することである。また、構造物がそのような変形や応力に耐えられるのかを判定することも含まれる。
構造計算を必要とする木造建物
1 階数が3以上の建築物
2 延べ面積が500uを超える建築物
3 高さが13mを超える建築物
4 軒の高さが9mを超える建築物
5 住宅性能表示で耐震等級2または3の建築物
モデルハウスで木造住宅のことを聞いてみましょう!!