【第137回】 〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜 熱中症と住まい

別ウィンドウ表示 ハウジングナビゲーター(住宅建築コーディネーター)
亀岡 章 プロフィール

梅雨明け宣言を受け、いよいよ夏本番となりました。連日30℃を超える猛暑が続くと気を付けたいのが「熱中症」です。2016年(平成28年)の消防庁の発表によると、熱中症の過半数が65歳以上の高齢者で、発生場所は自宅の室内で最も多く発生しているそうです。

全国における熱中症による年間搬送者数2016年度は、5万412人。月別の内訳では7月・8月が多く、全体の約80%を占めています。

また、一般に熱中症と言えば、高い気温によって引き起こされていると考えられていますが、実は日射・放射・湿度による熱収支(からだにおける熱の出入り)が密接に関係しています。高齢者の方は皮膚にある感覚細胞のおとろえにより、暑さを感じにくいという特徴があります。

一戸建ての場合、夜間は温度が下がるものの、日中の温度上昇はマンションなどの共同住宅に比べてかなり大きくなります。この為、体の機能低下などが原因で、熱が体に溜まって熱中症を引き起こしていると考えられます。明確な基準はありませんが、室温28℃、湿度70%が防止のための目安と考え、温度計、湿度計を用意して、室内がどういう状況にあるかを常に意識するよう心掛けましょう。

住まいの工夫(室内で涼しくすごす工夫)
1 外部の熱を断熱する 温熱環境4等級の断熱性
2 窓から差し込む日射を遮る 遮熱ガラスの採用
3 風通しの良い間取りと窓の位置 涼風計画
4 空調設備の計画 全館空調で部屋ごとの温度差をなくす
5 シーリングファンや扇風機の活用 部屋の中に熱の空気を溜めない

展示場で、今の住まいとモデルハウスの熱中症対策を比較しましょう!

© 2008 Attract One Inc. All rights reserved.