【第19回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
『快適な空間づくりをする為に 浴室の温度差

ハウジング・ナビゲーター 亀岡 章
プロフィール

〜浴室温度が低いほど血圧変化が激しい〜

階段と並んで、家庭内で重大な事故が起こりやすい場所が浴室です。
日常生活における突然死で入浴中に亡くなった人の割合は、年齢とともに高くなり、
65歳以上では25%にもなるといわれます。
また、年間の浴室死亡事故は冬季(12月〜3月)に全体の半分以上が集中しています。
冬季は、暖かい部屋から寒い浴室に入った時、血管が収縮して急激な血圧上昇と低下をもたらすことがあり、これを『ヒートショック』といいます。
ヒートショックの影響で、脳出血を起こすほか、血圧の低下でめまいを起こし、そのまま浴槽内でおぼれる事もあります。 外気の影響を受けやすい戸建てでは、住む人の約8割の方は、浴室が寒いと感じているといわれます。 住まいのバリアフリーのひとつとして、浴室の温度差はぜひ留意しましょう。

月別高齢者の浴室事故・戸建て
 ※東京都内における65歳以上の浴室での心肺停止事故件数(1997年)
月別高齢者の浴室事故グラフ
国別の浴室暖房設備率の割合(1992年)
国別の浴室暖房設備率の割合