【第41回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
価知住宅(長期優良住宅)のすすめ

ハウジング・ナビゲーター 亀岡 章
プロフィール

 住まいを購入・取得する時、ほとんどの方は「丈夫で長持ちし、何世代にもわたって住み続けられる家を購入・取得したい。」と思われますね。 こうした住宅を一定の基準で認定する新しい制度が、6月4日からスタートしました。
 「長期優良住宅普及促進法」と言う法律で、構造が頑丈で、補修や修繕がしやすい工夫があるほか、家族構成の変化や年齢による体の衰えなどに対応できることなど、一定の認定条件をクリアした住宅を「長期優良住宅」として認定する制度です。認定された住宅は資産価値が維持され、中古住宅市場でも「安心できる住宅」すなわち、「価知住宅」として高い評価を受ける事を狙いとしています。何故、住まいの長寿命化が必要なのかと言うと、人口減少・高齢化地球の温暖化防止があげられます。
 人口減少・高齢化は、私たちの住居費負担に大きく影響します。従来の住まいの建て替え時期を30年と考えると、結果的に負担は大きくなり、何世代にもわたり住み続ける事は困難です。「価知住宅」を建てると、初期の建設は約2割のコストがかかりますが、結果的に200年住み続けると、従来の住まいの約3分の2程度で済む試算になります。
 地球の温暖化に関しては、住宅の解体や改築で出る廃棄物は、国内全体で一年間に約1,400万トンに達するとも言われていますが、「価知住宅」を建てると、年間約1,000万トンも減ると言われています。
 「価知住宅」を購入する事は、結果的に資産となり、何世代にもわたって住み続けられ、将来にわたり、価値を受け継いでいくことでしょう。

長期優良住宅認定基準(一戸建)
 耐震性(耐震等級2以上)
 劣化対策(劣化対策等級3)
 維持管理対策(維持管理対策等級3)
 省エネルギー性能(温熱環境等級4)
 維持保全の期間(期間30年以上)
 維持保全計画(定期メンテナンス)
 居住環境(街並・景観への配慮)
 住戸床面積(75u以上)