【第54回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
スマートライフな住まい方

ハウジング・ナビゲーター 亀岡 章
プロフィール

 今年の夏は、私たちが予想した以上に猛暑が続いていますが、皆さんはどんな住まい方をされていますか? 世界的な規模で地球の温暖化が進んでいる事が大きな要因とされています。特に21世紀に入りエネルギー消費量の増加はまさにけた外れです。地球がどんどん熱くなっているのです。
  その一番の要因は、私たち人類のエネルギー消費が大きく関係しているのです。特に家庭部門においては、2008年(平成20年)度、CO2(二酸化炭素)の排出量は1990年(平成2年)度比、約34%も増加しています。
  「有限の地球」を私たちの住まい方から見直して、エネルギーを効率的に使い、かしこくシンプルな生活を実践していく。そんな新しい省エネ型のライフスタイルのことを「スマートライフ」と呼んでいます。
  まだまだ続く猛暑。まずは経済的で手っ取り早い手段は「住まい方」です。 何はともあれ、ここからはじめてみましょう!

住まい方クールファイブ
省エネルギー効果がある28℃に設定しても、快適に過ごせるちょっとした工夫

上着を1枚脱ぎましょう!
サラリーマンスタイルで快適な温度は26℃(相対湿度40〜60%)前後ですが、 在宅スタイル(半袖・半ズボン)に着替えると室温が28℃でも同じ快適性を保てます。つまり、軽装にすることで2℃冷房設定温度を上げられます。
扇風機を使って身体に風を当てましょう!
ゆったりした風の動きでも汗の蒸発を促し、気化熱を奪うので涼しく感じます。
例えば、湿度50%・室温27℃・風速0m/sと湿度50%・室温28℃・風速0.5m/sの体感温度は同じなのです。
(但し、長時間の使用や就寝時の使用は控えましょう。)
通風で涼を取る工夫を!
・「風上は狭く開け・風下は広く開ける」
・風下側の窓を1ヶ所開けた場合と、2ヶ所開けた場合では、2倍以上の風速になる。
・風の吹く方向に注意して、窓の開け方を工夫しましょう!
植物で建物にあたる日射をさえぎりましょう!
・夏の晴天日では西面が受ける日射が一番大きい。
・午後、15時に外壁温度のピークをむかえ、18時にはその熱が伝わり、室内の壁の温度が 37℃になる。(コンクリート壁厚さ150o)
すだれ・打ち水などを行い涼を取りましょう