【第56回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
土地本位から建物本位の時代へ

ハウジング・ナビゲーター 亀岡 章
プロフィール

 今、私たちを取り巻く環境には、大きな変化が起きています。
 昔の日本では、家族三世代が一緒に暮らし、子どもが大きくなる頃には祖父母が亡くなり、子どもが新たな家族を迎えるというように、家族の構成とライフサイクルが継続的に循環してうまく回っていました。
  しかし、戦後の日本は、人口の増加と長寿命化が進み、核家族や単身世帯が増加して住宅の戸数は増え続け、結果として、昔ながらの三世代住宅の使われていない部屋や空き家が増え、全国で実に8軒に1軒の割合で住宅が余っています。
  何故、住宅が余ってきたかと言うと、人口の減少少子高齢化により、所有していれば資産価値が上がっていた時代から、利用する事により価値が上がる時代へと大きく変化しているのです。

  アメリカやイギリスでは、住宅を新築した時から住み替える時に市場で高く売るために、住まいの手入れを欠かさないように維持管理しています。 日本の住宅市場も品質と性能を備えた住宅が増えないと、将来、子どもや孫に大きな負担を強いられることになります。

  それからもう一つ上げられるのは、環境問題エネルギー消費問題です。ご存知の通り、今年の夏は観測史上最大の真夏日を記録し、ゲリラ豪雨などの異常気象が各地で起こりました。そのため、野菜やくだものが値上がりして、私たちの家計を直撃しています。
  また、世帯数の増加により、家庭部門のエネルギー消費量は増加傾向にあります。 生まれた時から便利で快適な生活に慣れた世代の比率が上昇すれば、今後もエネルギー消費は増加するのです。
  このような社会変化の中で、これから住宅を購入しようと言う人は、品質と性能を備えた住宅・・・・つまり、長期優良住宅を購入し、住まいの手入れを定期的に行い、長く大切に使う事が求められます。目先の坪単価の安さを優先させた結果、逆に後から大きな負担を強いられることにもなりかねません。

 利用価値の高い価値ある住まいを新築・購入する事により、本当の意味で健康で安心な暮らしが送れるのではないでしょうか。 人口増加社会での住まいづくりの考え方を、私たちは捨てなければいけないのです。 品質・性能を備えたモデルハウスで、ぜひ体感して下さい!!