【第63回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
地震への強さを示す建物の構造性能

ハウジング・ナビゲーター 亀岡 章
プロフィール

東日本大震災を契機に、全国的に住まいの「性能」へ関心が高まっています。
私たちの生命や財産を守り、安心で安全な暮らしを支える「縁の下の力持ち」である建物の構造性能を紹介しましょう。

耐震・・・揺れに耐える。(最も多く採用される構造)

1891年の濃尾地震を契機として研究が始まった耐震工学。
地震力(水平力)に十分耐えられるように柱や梁(はり)・壁といった水平抵抗要素を頑丈に組み合わせて設計した構造。
震度6強から震度7程度の「大規模地震」でも、命に危険があるような倒壊などの被害を発生させないことを目標にした構造。(建築確認レベル)
震災後も確実に住み続けたいならば、大地震でも建物が歪まない高い耐震性能にする必要があります。(長期優良住宅)

制震・・・揺れを吸収する。

建物が地震で揺れた時に、大きく変形する部分に制震装置などによって地震の揺れを吸収し、地震による揺れを少なくする構造。
建物へのダメージを減らし、家具が倒れにくくなるなど住む人にとって安全性が高まる。コストがかかる。

免震・・・揺れを遮断する。

建物と地面の間に揺れを吸収する特殊なゴムなどの免震層を設置して、建物に地面の揺れを伝えない構造。制震よりもコスト高。定期的メンテナンス必要。

あなたはどのタイプの構造に関心がありますか?