【第68回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
長く快適に住むための必要条件

ハウジング・ナビゲーター 亀岡 章
プロフィール

 東日本大震災以降、住まいの「基本性能」に目を向ける人が増えてきました。
しかし、見た目や価格と言う表面的な要素と異なり、見えない住まいの性能を評価することは難しいです。特に最近注目を集めている「エネルギー」に関する性能については、省エネ基準のような指針はあっても、建築基準法のように法的な縛りをかけるものでないために、「断熱の手抜き」は横行してきました。

一見きれいな新築住宅であっても、「基本性能」に欠ける住宅は「住み心地」が極端に悪くなり、エネルギーコストが上がります。

住宅エコポイントの対象になる、「次世代省エネ基準」の住まいで生活すれば、四季を通じて「住み心地」は格段に良くなり、維持費も安くなるのです。

多くの人にとって、住宅は一生で一番高い買い物なのに、そうした基本的な事を事前に相談できる相手がいません。単に売り手の言い分を聞くのではなく、第三者の公平なジャッジが働かない事で、2000年4月に施行された「品確法」の住宅性能表示制度を利用すると、性能を評価できるようになりました。しかし、この制度はあくまで消費者の申請に基づく制度です。

震災後、エネルギー消費量を減らすため、住宅やビルなど全ての建築物を新築する際に一定の省エネルギー基準を満たすことを、国交省は義務付ける方針です。

建築ブームに浮かれてあわてないためにも、
冷静に見極める「モノサシ」をモデルハウスで見つけましょう!

■ 建築物の省エネ化に向けた工程表