【第86回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
見えないところから考える家づくり・住宅地盤

ハウジング・ナビゲーター 亀岡 章
プロフィール 

普段は見えない地盤も住まいの重要な一部です。敷地地盤の状態をしっかり把握したうえで住宅をつくることが、不同沈下など後々の地盤トラブルを避ける事につながります。

■地盤で生じる主なトラブル
不同沈下
地中にある軟弱な地盤層や地下水が流れる層では、外力が加わったり、地下水の流れが変わったりする事で、土砂などの密度が高まり、圧縮され体積が減り、上層の地盤と共に沈下する現象。
建物の重量で沈下することもあれば地震などの自然災害、近隣の土木工事などが原因になるケースもあります。
液状化現象
地下水位の高い砂質土層で生じる現象です。通常は砂の粒子が、互いの摩擦力で締め固まって安定した状態にあります。しかし地震などの震動が加わると砂の粒子の結束が緩み、地下水の中に浮いたような状態になる現象のことを言います。

■足元からつくる安心 ……建物は“上から下”に考える。
建物と地盤の関係は本来、次のような流れで考えます。
建物を構造計算に基づいて設計する。
建物の荷重などに応じて適切な基礎の形式や仕様を検討する。
それらを地盤の状態に照らして改良の必要性や必要ならばその方法を考える。
建物と基礎・地盤の3つの要素を
バランスよく適切に考える事が大事です。

さあ皆さん、「性能」・「品質」を重視した会社が出展している住宅展示場で住宅地盤について質問してみましょう!