【第94回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
省エネ住宅と健康 (部屋間の温度差)

ハウジング・ナビゲーター 亀岡 章
プロフィール 

いよいよ冬本番の季節になりましたが、この時季「ヒートショック」が原因で死亡される方が、推定で年間約14,000人にも上ると言われています。この数字は、交通事故で亡くなる方の約2.5倍も多い数字です。
ヒートショック」とは、室温の急激な温度変化によって、血圧が急激に上昇・下降したり、脈拍が早くなったりするなど体に影響を及ぼし、心筋梗塞(しんきんこうそく)脳血栓(のうけっせん)などが発生することを言います。「省エネ住宅」つまり断熱性が高い住宅は、暖房していない部屋の温度も高くする効果(自然室温の向上)があるので、部屋間の温度差も小さくなります。断熱性能が低いと、居間などの南側の部屋と日当たりが悪く暖房設備のない北側のトイレ・浴室などの部屋間で大きな温度差ができ、「ヒートショック」の原因になります。


人口減少・少子高齢化社会を健康に過ごすためにも、「省エネ住宅」で、快適に生活することが重要になります。ぜひ、展示場で数値を確認してください。

■住宅の省エネ基準 Ⅳ地域/広島県(三次・庄原等の北部はⅢ地域)

1980年
(昭和55年)
旧省エネ基準Q値5.2(47)温熱環境2等級
1992年
(平成4年)
新省エネ基準Q値4.2(3.3)温熱環境3等級
1999年
(平成11年)
次世代省エネ基準Q値2.7(2.4)温熱環境4等級
2012年12月
(平成24年)
認定低炭素住宅(次世代省エネより10%以上 性能が高い住宅)
2013年
(平成25年)
10月1日施行)
省エネ基準 ※2015年(平成27年)4月1日完全施行
「外皮の熱性能基準」と「一次エネルギー消費量基準」が求められる。