【第98回】
〜失敗しない家づくりは入念な準備から〜
健康な暮らしと住まい

ハウジングナビゲーター(住宅建築コーディネーター)
亀岡 章
プロフィール 

住まいの基本は「安全と使いやすさ」であり、この使いやすさの中には「加齢や障害などによって不都合が生じないこと」も含まれると前回述べましたが、健康な暮らしを維持して行くためには、「住まいのあり方」がとても重要な役割を果たしています。

まず、「断熱性や通風・換気が十分に確保されていない家に住む人は、冬に風邪を引きやすい」という傾向があることが明らかにされています。また、「建材に使われている接着剤の化学物質によってアレルギー症状が出た」「高齢者が家の中の段差でつまずいて転んで大きなけがをした」と言ったことも耳にします。「冬にトイレや浴室が寒すぎて、心臓に負担がかかり、倒れてしまった」と言う生命の危機に至るような事例も生じています。

このように、住まいが不適切だと健康を害してしまい、健康リスクが大きくなり、健全な日常生活環境が損なわれます。健康な暮らしを維持・増進していくためにも、「住まいの基本性能」をしっかりと考えて、住まいづくりをすることが大切です。
健康に暮らす住まいのキーワード
予防・安全 家の中でのケガや病気を予防し安心して暮らす。
静養・睡眠 家でしっかりと休息を取る。
入浴・排泄・身だしなみ 清潔な水回りで身だしなみを整える。
コミュニケーション・交流 家族や仲間と楽しく生活する。
家事・育児期対応 衛生に配慮して無理なく家事を行い、子供の成長に応じた環境を用意して子育てを行う。
高齢期対応 身体機能を長く維持して介護の負担を軽減する。
自己表現・運動・美容 より豊かな生活のために各々の暮らしをアレンジ、適度に体を動かし、心にハリを持つ。

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